コンテナルームに保管しない方が良いもの【屋外型コンテナルーム編】
2020年03月11日(水) コンテナルーム
コンテナルームを利用する際に、近所に安いコンテナルームがあるから「とりあえず家に入らないモノを預ける!」という考え方でコンテナルームを選ぶと、後々預けたものが「カビだらけになってしまった」というトラブルに巻き込まれることがあります。
これは屋外型と屋内型コンテナルームとの間に、それぞれ異なる特徴があるためです。そこでコンテナルームの特性を知った上で利用することをオススメします。
今回は屋外型コンテナルームに保管しない方が良いものをご紹介いたします。
屋外型コンテナルームの特徴
屋内型はビルの中または倉庫の中にコンテナルームが並んでおり収納できるので、室温がある程度調整されていることが多いですが、屋外型は見ての通り、外に直にコンテナルームが設置してあります。各室内には換気口やコンセント換気扇が付いていることもありますが、室温をコントロールできる屋外型コンテナルームはほとんどないでしょう。
そこで湿気に弱いものや、気温に左右されるもの、デリケートなものは屋外型コンテナルームに不向きであると言われています。
湿気が苦手なもの
屋外型コンテナルームは、外にあるため空調設備が整っていない施設がほとんどですので、湿気が苦手なものは避けた方がよいでしょう。4つ例をご紹介します。
1. 楽器
楽器は湿度に弱いです。特にギターや木管楽器など木でできている楽器は乾燥すれば木は水分を失い縮みます。楽器が本来ある形を失ったり、コンディションが変わり調整が必要になることもあります。楽器ケースの中に湿度調整剤を入れたりするほど湿度は重要なのです。
2. 雛人形や五月人形
雛人形は天気がよく乾燥している日にしまったり、天袋のような湿気の溜まりにくい高い場所に保管し、湿気対策を十分にするよういわれています。また湿気はカビの原因だけでなく、虫食いの原因にもなるといわれているほど重要です。
3. 着物や振袖、帯
着物や振袖、帯も湿度に弱く、保管には一枚ずつ和服用のたとう紙に包んでから収納するといわれています。たとう紙は和紙でできていて、通気性がとても高く除湿効果も高いものです。着物はいったんカビが生えてしまうと切ることが出来ず処分しないといけないので慎重に保管する必要があります。
4. 本
本は紙で出来ており、紙は湿気を吸収しやすく、カビたり変形してしまうこともあります。図書館では一定の湿度を越えると空調設備を使って湿度管理をしています。自宅で保管する本に関しては自宅である程度の換気をされていると思いますのでそこまで神経質にならなくても良いと思いますが、倉庫に預ける場合は、空調が整っていないと空気循環がなくずっと同じ空気と湿度に本が触れることになるのでカビや変形の原因になるというわけです。
上記の他にも、絵画や布団、衣類などが挙げられます。
そして空調が整備されていないコンテナルームは屋外だけでなく室内にもあるため「室内だから安心!」と思うのは危険です。温湿度管理が必要なものを預ける際は、室内のコンテナルームであったとしても必ず設備条件を確認するようにしましょう。