「断捨離」を行う心構え編
2020年05月06日(水) 活用術
断捨離をいざ行おうと思ったときの一番の敵。それは「捨てられない。」という気持ちです。もったいないとか、いつか使うかもしれないといった気持ちに負けて、結局捨てられず、断捨離を行えなかったという人も多いようです。そんな方が、ものを捨てられるようにするための心構えを今回は、ご紹介したいと思います。
ポイント
- 使うか使わないではなく、使っているか使ってないのか
- 思い出の品は捨てない
- いつか使うは普段は使わないと同じ
- 罪悪感ではなくありがとうの気持ち
使うか使わないではなく、使っているか使ってないのか
断捨離を行う際に、捨てるものの判断基準としてよくやりがちなミスがあります。それは、「使うか、使わないか」です。では、どのように判断したらよいのか。ズバリ「使っているか、使っていないか」です。
「使うか使わないか」での判断では物は全く捨てられません。なぜなら、物の使い道を頭の中で勝手にイメージし、「これは使うものだ。」と脳みそが物に存在価値を生み出そうとするからです。物である以上、必ず使い道は存在します。皆さんの中で「まだ使える=使う物」に勝手に変換されていませんか?
そこで、判断基準を「使っているか、使っていないか」に置き換えてみましょう。すると、使えるけど必要ではないものが自然と判断できるようになります。今使ってないものは、今のあなたには必要のない物なのです。
ここで大切なのは、使えると使っているが別物であるということです。
思い出は捨てない
捨てた後で後悔する。これは、断捨離初心者の人が陥りがちな失敗です。特に思い出の品を勢いで捨てて後悔する人は後を絶ちません。
子供の時に作ったものや、今は使っていないけど大切な人からの贈り物などは、捨てる前に一度「心」を整理する必要があります。それでも、捨てると決めた時には、写真を撮ってデータとして保存するといったような工夫が必要なのではないでしょうか。
また、思い出の物は、心の整理がつくまで預けておくというのも、捨てるための一つの手かもしれませんね。
そういった場合はぜひ「おもいでNEST」を活用ください。心の整理をつけるまでの間、大切な思い出をしっかりと保存いたします。
いつか使うは普段は使わない
いつか使えるだろうといつまでも捨てられない物ってありますよね。結論から言うと、いつかは来ません。いつか使うは普段は使っていないと全く同じ意味です。思い出してみてください。使えると使っているは別物でしたよね。
また、「いつか」が本当に来たとして、その物を使うことによって起こる「まさか」が存在することを忘れてはいけません。古くなった道具を使うことによって起こる事故は、毎年発生しています。昔は当たり前だった設計でも、現代ではありえない設計というケースも少なくありません。「いつか」のためにとっておいた道具で「まさか」の事故は起こります。「いつか」は起こった時に、適切な物を準備することが大切なのではないでしょうか。
罪悪感ではなくありがとうの気持ち
物を捨てるとき、「もったいない。まだ使えるのに。」という罪悪感の気持ちで捨てることがあると思います。ここでおすすめしたいのは、「今の私には必要なくなったんだな。今までありがとう。」と感謝の気持ちで捨てることです。
必要な時に役立ってくれたものに、感謝の気持ちでお別れをすることで、物のありがたみを感じ、物を大切にする心が養われます。新たに物を購入するときにも、本当に必要なのか、捨てることにならないのかを考えることにも繋がります。
まとめ
物を一概に捨てるといっても、考え方で「捨てる」ということの意味が変わってくると思います。また、断捨離に後悔が残ると、2回目以降、断捨離を行うことが難しくなります。後悔しない断捨離をするためには、自身なりのルールをしっかり定め、ルールに沿って行うことが大切です。正しい断捨離を行い、家も心もきれいになった環境は、本当に気持ちの良いものです。ぜひこの機会に「断捨離」行ってみませんか?